ここ数年、荘厳な司教ミサはサン・ヴァレンティーノ聖堂ではなく、テルニ大聖堂で行われている。守護聖人の移送では、信者や小教区の団体、通りがかりの観光客、そして街じゅうが、ヴァレンティニアーノの丘から市中心部へ向けて聖遺骸を伴い、大聖堂へと向かう。これは2月14日の数日前に中心街の通りを横切る行程で、荘厳な司教ミサの後には同じ道を逆にたどって聖堂へ戻る。二つの行程に従うテルニ市民も多く、先頭にはテルニ司教と、市旗のゴンファローネを掲げた地元当局が並び、行列の参加者や、隊列が通る際に窓のバルコニーから人々に挨拶する。
この催しはしばしば、テラスや道沿いに灯るろうそく、旗や幟を掲げる地元の歴史行列によって彩られ、年で最も寒い月にもかかわらず、サン・ヴァレンティーノに篤い信者の心と魂を温める。彼らは信心と民俗の雰囲気の中で、祈りと典礼の歌を次々と口にする。


